北陸路に消えゆくナローをもとめて

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【大正7年製 ワフ3+ト】

尾小屋鉄道はもともと明治時代に発見された銅鉱脈の精錬所があった尾小屋からの鉱山関連資材の運搬手段 として大正8年に開業した16.8Kmの軽便鉄道。 鉱石を運ぶ場面より鉱山の従業員や生活物資の輸送が主だったためセキ、セラといった類の貨車ではなく通常の有蓋車、無蓋車が 行き来していた。開業当時の蒸機1号機と2号機はボイラーをディーゼルエンジンに載せかえてDC121,DC122として 最後までこれらの貨車を牽引していた。写真奥の向かって左にみえる小屋が前頁の蒸機C155が普段格納されている機関庫で新小松から 乗車してきたキハ2を連結して引っ張り出してもらった。
(尾小屋駅・1974年8月21日撮影:T.S/解説:T.S)

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