【 阪急電車回顧・万博のころ 】

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【阪急5200系 5241】

 阪急で初めての冷房車で、最初から冷房装置付きで登場した。それ以外のメカ・制御関係は先の5000系と共通であり、 混結で運用される事も多かった。天井の中央に冷房ダクトが通っている関係で、屋根のカーブが2000系以降の阪急スタイル の印象とは異なっているのが、一見してそれとわかる特徴である。  大阪方より、Mc-M'c+Mc-M'-M-M'-T-Tcの6M2T 8両編成は、そのトータルパワーで国鉄最強の電気機関車EF66をも凌ぐ 強力無比なものである。神戸方の先頭車両に乗れば、FS-069の滑るような乗り心地で、モーター音も聞こえない。 個人的にはこの5200系が最もお気に入りの車両だった。  写真は、本来ならば大阪方に付く筈の付属編成が神戸方に付いた変則的な編成である。
(1974年1月5日 阪急神戸線 西宮北口〜武庫之荘 武庫川橋梁 撮影:K.W/解説K.W)

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