【 最後の砦・呉線 】

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【 D511105とC11328 】

前頁と同じくC11328と並ぶD51。察するところビットを跨ぐこの場所は入換用機関車の待機場所ということか。今となっては解らないがこのD51の前梁にステップが追加されている。 通常、操車掛はデッキの手摺棒かデフの手摺に片手で掴まり脇のステップに乗って旗を振るか、デッキ上での姿が一般的。わざわざ設けたステップは長時間の入換作業で操車掛が楽な姿勢を保つ為だろう。 とは言えこの特設ステップ。前の手摺りを右手で握ったとしてもポイントの通過など左右の揺れに対して体重をかけることも出来ず、まして連結面の内側というこの位置では走る機関車への飛び乗り飛び降りの際にも危険で実に怖そうだ。
(広島第2機関区・1970年8月16日撮影:T.S/解説:T.S)

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