【 最後の砦・呉線 】

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【 C5060 】

入換作業が仕事であったC50にも前頁のD51と同じく操車掛用のステップが追加されている。この奥の車庫裏には既にメインロッドもナンバープレートも外され赤く錆び付いたC50の 休廃車群があった。昭和30年頃にはハチロクの後継機として田端や梅小路など四国を除く全国各地に配属され旅客列車や軽貨物の牽引で活躍したが、400両もの大所帯となったDD13の増加 に反比例するように急速にその数を減らし昭和43年に両毛線を最後に営業運用から退き50両程度が入換専用として生き残っていた。昭和49年には梅小路蒸機機関車館に保存されることもなく全廃し、 現在では6両が各地に静態保存されている。
(広島第2機関区・1970年8月16日撮影:T.S/解説:T.S)

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