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【 形式入りナンバーのC5066 】

ハチロクの後継機として登場したC50だったが給水加熱器など新らたな装備品の不具合が相次いだ。それらの装備により軸重が増加して使い勝手が悪くなり現場では不評で、結局は使い易い大正生まれのハチロクが重宝され、またC58にその座を譲りC50は細々と入換専用機として使われ、70年代初めには次々と廃車された。僚機が錆び付いていくなか、一点豪華に形式入ナンバープレートを装着し、最後の輝きを誇るC50だった。梅小路蒸気機関車館では当時現役だったC12とこのC50は保存されることすらなく、まして各地で復活したり圧倒的に静態保存も多いC12と違い、陰の薄い存在なのは現在に至っても同じである。
(広島第2機関区・1970年8月16日撮影:T.S/解説:T.S)

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