【 最後の砦・呉線 】

【 クモハ１１２１１、クハ１６４７２…３連 】 今では総ての列車が広島駅を発着し、山陽本線や呉線からの直通運転や通勤ライナーも走る通勤路線となっている。しかし当時は広島駅のひとつ西の横川と可部までの電化区間１４kmを都市部を追われた１７ｍのゲタ電、１２系（形式称号改正前の３０系）電車が往復し、区間廃止となった可部からさらに北の非電化区間４６kmをキハ５８やキハ４０，４７などの気動車が担当し三段峡までを結んでいた。電化区間では可部線色と呼ばれた７３系を経て、現在では主に１０５系、呉線直通が１０３系、通勤ライナーが１１５系で運転されている。 （可部付近・1974年3月19日撮影:T.S/解説T.S）